「座っていると足が痺れて、座っていられない…」
「痛みや痺れで、夜眠ることができない…」
「痺れが強く、足を引きずってしまう…」
当院でも多くの患者様が「坐骨神経痛だと思うんですけど…」と悩まれ来院されます。
今回は坐骨神経痛になるとどんな症状が出てくるのか、どうしたら症状が改善できるかお話していきます。
坐骨神経痛って??
「坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)」は腰痛の一種で、病気の名前ではなく、症状につけられた呼び方です。
坐骨神経痛とは、腰から足にかけて伸びている「坐骨神経」がさまざまな原因によって圧迫、刺激されることで、痛みや痺れなどの症状が現れます。
お尻から太ももの後ろにかけて鋭い痛みが起こることが多く、かかとや足の裏まで痛みの範囲が広がる場合があります。
はじめは違和感があったものが痛みに変わったり、ある日突然、太ももの痛みや痺れが現れることもあります。
酷くなると、痺れや痛みによる歩行障害を伴うこともあります。
坐骨神経痛の症状
こんな症状はありませんか?
坐骨神経痛は、人により症状も様々です。
- お尻から足にかけて、痛みがでる
- 腰に痛みが長時間続いたことがある
- 重い物を持ち上げると、お尻に痛みを感じることがある
- 長時間歩くと腰が痛くなる
- 長時間座っていると、痺れ(ピリピリまたはチリチリとした感覚)が酷くなり座っていられない
- 足に痛みや痺れがあり、足を引きずるようにしないと歩けない
- 横になっていても、お尻や足が痺れたり痛んで眠れない
坐骨神経痛が出る場所
坐骨神経痛は、主にお尻から足先まで伸びる神経ですが、原因となる病気の場所(腰やお尻で神経が圧迫される場所)によって、痛みや痺れなど症状の出る場所が変わります。多くはお尻からすねの外側に痛みや痺れといった症状が出ます。
◇◆症状が出る場所◆◇
■お尻 ■太ももの裏側 ■太ももの外側 ■太ももの表側
■ふくらはぎ ■ふくらはぎの外側 ■足のすね ■足首
■足の指(親指~小指) ■足の裏
脊柱管狭窄症が原因の場合は、歩いていると太ももや膝のあたりから足先にかけて、痺れや痛みを感じ、前かがみになると緩和されます。
痺れの感じ方も様々です。
- 正座の後に感じるビリビリと走ったような感覚
- 触ると痛く感じる
- 触っても感覚鈍く、触られている感じがしない
このような痺れは一時的に起こることが多いですが、原因になる病気によっては、何度も繰り返すこともあります。
痺れや痛みが出る原因には、こんな病気が隠れているかも!?
腰部脊柱管狭窄症
脊椎は頚椎(首)、胸椎、腰椎、仙骨と分かれています。また神経が走っているスペースを脊柱管といいます。その腰椎部分の脊柱管が狭くなった状態を腰部脊柱管狭窄症といいます。
主に老化により狭くなってしまうことで症状が出ます。しばらく歩いていると、腰の痛み、足の方へ痛みや痺れ、ツッパリ感が出るようになり、途中で休まないと足が前に出なくなることもあります。
腰椎椎間板ヘルニア
椎間板は、背骨を構成している各骨(椎骨)と骨の間にあります。体への衝撃を吸収するという重要な役割があり、弾力性もあるのですが、この椎間板が負荷によってはみ出してしまうことがあるのです。
この時、神経が刺激されると、坐骨神経の通っている範囲に症状を出します。
梨状筋症候群
お尻にある筋肉の中に梨状筋と呼ばれる筋肉があり、坐骨神経はこの筋肉の下を通っています。
ところが、スポーツや仕事などで腰や股関節などに負担がかかり続けると、この梨状筋にもストレスが及ぶことがあります。
梨状筋の状態が悪くなり、坐骨神経を圧迫してしまうと、坐骨神経痛の症状が現れます。
その他
妊娠や病原体による感染症、ストレスなどによる精神的要因も原因となる場合があります。
病院・整形外科での治療法
坐骨神経が起こる原因をきちんと特定して、治療をしていかないと痛みのある場所だけ治療しても治りません。
「なぜ、坐骨神経痛が起きているのか?」
という根本的な原因を見つけることが大切です。
病院や整形外科では以下の治療が行われます。
薬物療法
薬物療法では、病態や症状に合わせ使い分けられます。
多くの場合、まずは痛みを抑える非ステロイド性消炎鎮痛薬が主に用いられます。
痛みという刺激が脳に伝えられるのをブロックするオピオイド、痺れや激しい痛みに対する神経障害性疼痛治療薬、筋肉の緊張をやわらげる作用がある筋緊張弛緩剤、血行を良くし痛みを和らげるための血管拡張薬などが用いられます。
神経ブロック療法
神経ブロック療法は、神経や神経の周辺に局所麻酔薬を注射して、痛みをなくす方法です。
麻酔薬が神経に作用し、痛みの伝わる経路をブロックすることで、痛みを取り除いていきます。痛みが緩和されることで血流が良くなり、筋肉のこわばりをなくすことができます。
一回で痛みが完治するわけではなく、薬物療法と併せて複数回行っていくことが一般的です。
神経ブロック療法には星状神経ブロック、硬膜外ブロック、トリガーポイント注射の種類があります。
理学療法
理学療法には、筋肉の緊張をほぐして血行を良くし痛みを軽減させる運動療法や温熱療法、電気刺激療法があります。
運動療法は筋肉の緊張をほぐして血流をよくします。また痛みの改善だけではなく、痛くて動かさなくなると関節が硬くなる、筋肉が痩せてしまう、という筋力低下に対して改善も見込まれる療法です。
電気療法は低周波の電気を神経に流すことで痛みの伝達をブロックします。
外科的療法
外科的療法は手術による治療法です。
坐骨神経に刺激を与えている根本的な脊椎や神経の病変を手術によって改善するという療法です。
痛みを悪化させないための予防法
坐骨神経痛は、生活習慣を見直すことで予防・改善に繋がります。
日々の生活で、次のようなことに気を付けながら生活をしてみましょう。運動やダイエットは決して無理をせず、専門家などに相談をしながら行います。
●普段より正しい姿勢をキープする。椅子に座った時などは足を組まない。
●重たいものを持たないようにする、または持つときは背部に負担をかけない姿勢をとる。
●激しい運動は避け、腰部の筋力アップとなるような運動を行う。
●肥満であれば患部に負担がかかるので、減量する。
●腰部やお尻、足の冷えを冷やさない
●痛みが激しい時には安静にして、入浴などで患部を温める。
まとめ
坐骨神経痛は悪化してくると日常生活に支障をきたす為、放っておけません。
一度の治療で100%完治させるのも難しいです。
坐骨神経痛を改善・予防をすることで、今より過ごしやすい日常生活が送れます。自己判断であれこれやってみるとかえって症状が悪化してしまうこともあります。その点は注意してください。
やっぱり症状が良くならない…というお困りの場合はいつでもご相談ください。力になります!!
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E.I様
※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。
産後、臀部付近の痛みに悩まされていました。大好きな買いものもひどい時には10~15分毎に休憩をしないといけない状況でとても苦痛でした。整形外科に受診しましたが、問題ないと言われ、でも痛みに悩まされる日々。インターネットで調べ託児所のあるここあ接骨院に通うことに決めました。6カ月お世話になり、あんなに悩まされていた痛みが全くと言っていい程なくなりました。体重も落とすことができ本当に感謝です。安心して仕事復帰できそうです!スタッフの方々もみなさん優しく、気さくな方ばかりで楽しく通うことができました。娘も預けている間、とても楽しそうに遊んでもらっているので安心して毎回預けることができました。私の悩みをしっかりと解決し、いい方向へと導いて下さった先生方、本当にありがとうございました!!